「スペイン」という作られた国家に反撃を喰らわすカタラン

カタルーニャでは闘牛を再来年までに止めることを議会で決めたそうな。

カタルーニャは闘牛禁止に…スペイン伝統に背

スペイン北東部カタルーニャ自治州議会は28日、州内での闘牛開催を2012年から禁ずる条例案を賛成68、反対55の賛成多数で可決した。

 1000年以上の伝統を持つ闘牛は、大西洋のスペイン領カナリア諸島では禁止されているが、本土で禁止されるのは今回が初めて。

 闘牛の起源はローマ時代にさかのぼり、貴族階級を通じて国民に広まり、スペインの国技と位置づけられたほか、南米などへも広まった。

 だが、娯楽の多様化で若者を中心にファン離れが進み、2007年の世論調査では国民の4分の3が「関心がない」と回答。同自治州内の闘牛場は州都バルセロナの1か所にとどまり、年間会員も数百人に落ち込んでいた。

 これを「禁止」に追い込んだ主役は動物愛護団体。18万人の署名を集め、条例制定を呼びかけてきた。

 さらに、スペインの他の地域とは異なる独自の言語や文化を持つカタルーニャの独立を掲げる有力地域政党カタルーニャ連合などが、
「スペインの伝統である闘牛などいらない。我々はカタルーニャ人だ」
と加勢し、条例を可決した。

 闘牛の主催団体幹部は、「闘牛を見るも見ないも個人の自由。禁止されれば闘牛産業も打撃を受ける。自由と経済活動への攻撃だ」と反発している。

ここぞとばかりに「違う民族、違う文化、違う言語」を表明するカタランはいいなぁ。留学中にハウスシェアしていたガリシア生まれ、バスク系のファーストネームを持つ、バルセロナ育ちでアイデンティティはカタランな女の子も、カタルーニャラブなところがカワイイ娘だったからなぁ。
闘牛の起源がローマ時代に、と書いてあるが、これはおそらく牛も含めた動物との戦いの見せ物、なんだろうな、で、牛だけ残ったのは他の猛獣(ライオンとかワニとか?)は補充が効きづらいが、補充が効きやすい他の動物(要は家畜)の中で最も獰猛なのは去勢していない雄牛だからだろうなぁ、と思う。戦う人間が奴隷から華麗なる衣装に身を包んだ英雄(マタドール)になったのはいつ頃なんだろうか。