軍用犬の話

アフガンで行方不明の豪州軍用犬、1年ぶりに無事発見
いい話だ〜、と初見思ったが、「オーストラリア軍特殊部隊の爆発物探知犬」という単語が読後にまとわりつく。しょうがないのだろうけれど(人間側のエゴとして。そしてそう考えること自体が人間側の視点であることも考えるとぐるぐるしてしまう。)、軍属である動物なんだよね、人からすれば。犬にしてみれば人間のお手伝いをして遊んでもらえることをしているだけなんだろうけれど。
なんとなく『マスター・キートン』を思い出した。


そういう意味ではもっといい話を発見。
犬が不明児童を発見 出動から3分で
警察犬も同様に人に使われる仕事ではあるが、人間側から見れば軍用犬から見ればまだ少しは心に許容できるような感じが大きい。
殉教することもあるわけだからあんまり変わらないかもしれないが。とりあえず写真のポーズはカワイイ(犬的にはあの姿勢は腰に悪いので止めた方が良いのだが)。


結局今いる自分の立場でしかものが見られないという意味で、客観、というのはできるだけ近づこうと意識すべき対象であって、その状態にあることは不可能な領域なんだな。