歴史関係クレクレ君

いろんな所に書かれてもうすでに「時」を逸した感もあるけど。


ウィキペディア頼み、誤答続々 米大学が試験で引用禁止


これについて正しいwikipediaの使い方を明示(してるわけではないがこういう方向に思考が進めば素晴らしいのに、という例として)している例として、内田氏のブログを。
つまり、書いてあることをそのまま持ってくるんじゃなくて、議論のたたき台にする、程度に参照せよ、と。


昔(といってもたいしたことない。ホンの10年とかあるいは5年ぐらい)に比べて調べる方法というのが非常に簡単になったし豊富にもなった。本の内容も場合によっては多少は分かるし、雑誌の論文もものによってはpdfでダウンロードして、図書館でコピーしなくてもすむようになった(自分は未だにアナクロにコピーしてるけど。そうじゃないとメモ取れないし。)。
学部生だったらしょうがないのかなぁ、とは思うけど、それでもペーパーの宿題に関して「○○が分からないので教えて!」というのが非常に多く見受けられるのは、ちょっともにょってはいる。特に自分が歴史学をやっている(つもり)なので歴史に関して言えば、せめても史学科にいる学生はネットで調べても最終的には本を数種は読んでから考えてよ、とか思う。mixiの歴史関係のコミュで簡単に聞いちゃう学生も多いし(こっちはそれでも回答者がいろいろな本を紹介する、ってことが多いからそれだけでもマシだけど)。ゼミの先輩とかに聞けないのかなぁ。宿題出した先生にヒントを聞くってのもありだと思うけど。わたしは学部は史学関係ではないのでよく分からないが、院生になって取った学部の史学科の授業では、少なくとも先生が「日本語で読める」参考文献表とか配ったりしてるけど、そういうの無いのだろうか? 無いならそれはその先生の怠慢だとして、質問しに行くのは当然の権利だし、高い学費(たとえ国立でもヨーロッパに比べればべらぼうに高い)払ってるんだし、教えることで先生たちも給料もらってるんだからそのあたりは活用しないともったいなくないか? と思ってる自分はもうすでに腐った大人なのかも知れないな。はは。


などと偉そうに書いてみた。サプカル(死語?)系については激しくwikipediaに頼っているダメ人間なんですがね。というか時間潰すのにはとっても楽しいものではある。あるいはアイルランド系とか「ケルト」系を読んで小姑根性で一人寂しく突っ込んだりしたり。はは・・・は。


ちなみにこのニュースに関して、違う方向へ楽しそうにずれていくあんとに庵氏のブログ
これはこれで非常に読み物として楽しい。