ダヴィンチ・オン・ヤフー・BBS

何とはなしに見たんだが、Yahoo!掲示板、わりと冷静な人もいるし、煽ってる人もいるし(あるいは本当に無知なのかもしれない)、カトリックキリスト教原理主義の違いすら分からない人もいるし、荒唐無稽とさげすむ人もいた。50ぐらいまで読んで止めたんだけどね。
どうもバチカンが批判した、っていうのは逆効果だったようで。あれで世界中のキリスト教徒は怒っているとか、まあともかく、まともにとっちゃった人も多いんだなぁ、という感想。キリストとマグダラのマリアの結婚話は良くある話なんだけどなぁ。ともかく、まともに反応するのはアメリカの原理主義者と、キリスト教という名前は知っていても、それ以外はほとんど知らない、っていう人ぐらいではないかと思うのだが、どうだろうか。
ともかく、ほとんど内容を忘れていたのだが、これでまた一つ思い出した。イエスの子孫とメロヴィング朝とが繋がってる、って話。これは元ネタがあるのかな? あるとしたら、まるで日ユ同祖論のようだ。必死なんだよね、歴史的正統性を後付で証明しようとして。微笑ましい裏話じゃないか。
上記のトピックを作った人は、はじめ延々と自説を展開していらっしゃって、かなり博識のようだが、一点、問題が・・・。メロヴィングをヨーロッパ王権の基と考えていらっしゃるようだが、それを言うならカロリングではなかろうかと・・・。中世ではいろんな家系が、カロリングと関わりがある旨を、それこそ必死で作り上げている様子が見られるんだが。何せ「古代ローマ帝国」の正当なる後継者たる家系な訳で。
しかぁし、『ダ・ヴィンチ・コード』一冊で、いったいどれほど儲かったんだろう、作者と出版社・・・。うらやましす・・・。


グノーシス系はこれから売れ筋かもしれない。まず、世界を創造した神から否定しちゃってるわけだからして・・・。


ところで今知ったのだが、『天使と悪魔』も映画化するようだが、『ダ・ヴィンチ』で敵に回したバチカンは、撮影に協力するのだろうか? セットのサン・ピエトロ寺院とか出てきたら、かな〜〜〜り興ざめなんだが。ええと、ともかく、スイス衛兵さんに萌える映画になるわけだな。むふっ。