Muirchu*1の『聖パトリック伝』で、パトリックが異教の王のお気に入りのドルイド(Lat. Magus)に魔法(奇跡)対決を迫られるのだが、二人目のドルイドとの闘いで、王の勧めた火の対決を行う。その時に、ドルイドと戦うのは、パトリック側の少年の一人、となっている。お互いは服を交換し、対決のための建てられた建物(半分側は生の木材で、もう半分側は乾いた木材で作られたもの)に入り、外側から鍵を閉められる。ドルイドはパトリックの司教の服を着て生の木材側に、パトリックの代わりの少年はドルイドの服を着て乾燥木材側に入っている。結局は、生の木材に入ったドルイドが焼け死に、乾いた側の少年は服だけ焼けてケガ一つ無いのだが(服だけでも焼けているのに)、これは神盟裁判の一種と言えるのだろうか? 相手は異教徒であるし、なにかの裁判ではないのだが、パトリック本人ではなく、代理の少年、というところが神盟裁判っぽく見える。なぜ代わりに少年が行ったのか、説明がない。

*1:narrensteinさんに、ファダ付きの文字の入力の仕方を教えていただいたが、IEじゃないと見れないページが紹介されていた。結局、他のページから文字入力の暗号の様なものの書き方を見つけたが、いまいち自信ないのでしばらくファダ付き文字は無視する