されど罪人は竜と踊る・1巻
されど罪人は竜と踊る 1 ~Dances with the Dragons~ (ガガガ文庫)
- 作者: 浅井ラボ,宮城
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/05/21
- メディア: 文庫
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主人公とその相棒がお互いを人間的に好きになれないにもかかわらず補完的関係であり、戦闘においてはあうんの呼吸で動ける関係性はありがちではあるが非常に分かりやすくて萌えるし燃える。
残念なことは、主人公は自分は苦労性で普通の人間であるのに、狂戦士は異常なものに偏愛する変態の金遣いの荒い女ったらし、として口汚くなるのは仕方ないとしても、狂戦士の方が主人公をバカにしている理由がいまいち読み取れない、というか一人称小説の基本として主人公以外の人たちの心情が、主人公の心情が饒舌なのに反比例して描かれていないことによる理解しがたい部分がある。狂戦士さんは自分に対してものすごい自信家であることはよく分かるが。さらに上気したように主人公のルックスはこのカラー絵から想像するしかないんかい、という一部こちらの想像力を奪われてしまっていることか。