ヴィンランド・サガ10

ヴィンランド・サガ(10) (アフタヌーンKC)

父親を殺され、父親の敵を討つために戦士となり、殺して殺して、挙げ句に仇を他人に殺され、その上にその敵に対して最後の最後で恨みなんてなかった、という自分の人生を完全に吹っ切って、本当に新しい生き方を模索することになったトルフィンは、髪の色は違うし、体は華奢だしちっちゃいけれど、お父さんにそっくりだよ、がんばれ、と応援してしまいたくなるぐらいに精神的に成長しました、という巻であった。
あの敏速で強くて無愛想なトルフィンが見れなさそうなのは残念だけどね。いい友人を持ったよ。そしてアシェラッドはやっぱりカッコエーおっさんだわ。