ウロボロスの古写本・下
ウロボロスの古写本 下 (ハヤカワ文庫 NV ク 20-4) (ハヤカワ文庫NV)
- 作者: レイモンド・クーリー,澁谷正子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/06/25
- メディア: 文庫
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主人公のキャラがもっとも立っていないところも難点。作者は女性抜きの作品を書いた方が良いのではないか? 遺伝学者であるとか、母親と離れて暮らしていたとか、そのあたりの設定がほとんど使われてない。後者に関しては「だからこそお母さんを助けたい」という風にも見られるが、遺伝学者である必要性はまったくないし、どちらかというと科学雑誌の記者とかの方が、いろいろ調べたり、お母さん助けるはずなのになんでそんな方向に行動するのか、とかの説明になり得ると思うんだが。最後に母親に会えたのも主人公にとっては偶然のたまもの、ではないか。
アメリカ人ってカプサイシン知らないのね、という感想か。