予算→選挙になるようだ

Taoiseach Brian Cowen has said he will seek a dissolution of the Dáil after the current budgetary process is complete.


まずは予算を通してから解散総選挙を行う、ということを首相が発表したようだ。選挙の予定は来年の1月後半になる模様。連立政権の相方、緑の党は次の政権に加われないのかどうかはアイルランドには大きいんじゃないかな、EU内ではまだまだ環境に関しては発展途上国だろうし。正月から選挙運動か、大変だなぁ。といっても新年なんて大して祝わないヨーロッパだから日本人が感じるほどではなかろうとも。
"Asked whether his announcement would cause confusion, Mr Cowen said the passing of the Budget is hugely important for the country."
なんだか少し辛辣だ。記者会見が殺気立っているのかもしれない(映像はあるが私のパソコンの性能(あるいは通信の弱さ)によってぶちぶち切れるので見てないんだが)。とりあえず選挙までは首相も党首も辞めないで仕事を全うする! と言っている。


これに対して野党(Fine Gaelと労働党、Sinn Féinはこぞって今すぐ総選挙を求めている。まあ、これが野党としては普通の反応だよな、日本の政治見てる限りでは、予算を通す方が国民にとってはいいのにね。FGの党首はエンダさんって言うのか、中世の聖人さまの名前か。年明けすぐの選挙は政治的混乱を引き起こす、というのが理由らしいが意味がよく分かんないなぁ。労働党はFFを賞味期限切れ、といっているし、Sinn Féinはクリスマス前に選挙! とまあ過激だこと。いまじゃないと勝てなさそうだからな。


日本が解散総選挙するのはそれほどすぐのことではなかろうし、そう選挙されてももう積極的棄権票しかできないと私自身は思っているような状況では、もの極低い投票率になっちゃうだろ牛もうこの先ゆるゆると落ちていくしか無さそうな現状ではあるが、アイルランドはとりあえずまわりから援助を約束されたわけだし、まだまだ若い(国民の平均年齢的に)国だし、このままポルトガルとスペインとイタリアがこけるのはやばいわけだし、がんばれ、アイルランド、としかいいようがない。ほんとがんばって。


そういえば昨日テレビで「アイルランドの度」番組ではなく初めてダブリンの目抜き通りのGrafton St.を見たよ。なんかちょっと涙出そうになった。数年前に箱の道の一角が世界で6番目に高い土地だったんだよね、ほんの数年前の話だよ。(2005年か2006年の話だ)