アバラット

アバラット (ヴィレッジブックス)

アバラット (ヴィレッジブックス)

なんでこの本買ったんだろう…。
アメリカの片田舎の女の子が、自分の家のそばからアバラットという異世界に言っていろいろ追いかけられる話。
異世界という割には異世界感があまりせず、それも情景描写が異世界ものファンタジーにしては非常に少なく(やけに微に入り細を穿った場面もあったりするのでその際にも違和感が)、そしてその異世界にほとんどなんの違和感もなく馴染む主人公に違和感を感じまくりで、一度読み始めたものは最後まで読みたい自分としては読み進めるのがかなり苦痛。異世界に違和感がなかったのは実は伏線、といわれるのがあまりにも遅すぎて違和感がぬぐいきれず、4巻本の最初の一巻目(というのも最後に読む「終わりに」部分に書いてあって悪い意味で衝撃的)といわれても、続きを読む気にはならなかった。
なんだろう、あの最初のころのまるで紙芝居のような、転がり落ちるどころか重要な部分をはしょったような展開は。異世界ものは転がり落ちるように感じさせられないと私にはダメだわ。