ベントラーベントラー3
- 作者: 野村亮馬
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/21
- メディア: コミック
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1巻はのんびりでゆるーい日常的SFで、なんだか変な形態の宇宙人とまあちょっとおかしなやりとりをする内容だったのだが、
3巻も初めはのんびりなんだが途中にはなんかちょっと怖い話があったり、やけに不安をかき立てたりする話の展開(それでも1話関係であることには変わりないんだが)だったのが、なにあの最終話。ものすごくSF。ある意味2001年宇宙の旅的部分と、700年という時間の跳びと、なのに主人公があるがままに受け入れてなんかゆるーく終わるという、なんかものすごく変な気持ちの読後感。
1巻は個人的にはあんまり面白いと思わなかったのだが、最終話がすべて補完してくれた感じ。終わりに優しく突き放されるSFを読んだのは初めてだ。