仏白旅行記・シャルトル編
1週間という短い時間でこの寒い季節にヨーロッパに行ってみた。
到着日はなんやかんやで疲れた。最後に出た機内食が胃にもたれた状態でシャルル・ド・ゴール空港に到着。
ターミナル1は薄暗くてちょっとすすけた感じがした近未来のモールのようで、寂しさ感一杯。
それでもなんだか興奮したので空港から市内までのバスの中から車窓をとってみる。
「おフランスは花の都、パリよ」と敢えて言わないと訳の分からない写真。
車が右側走ってる! という興奮だけ。アイルランドは日本と同じ側だったから。
パリ在住の友人と会う頃には日もとっぷり暮れ、移動のみの初日であった。
二日目にシャルトルへ向かう。モンパルナス駅の切符売り場は英語が使えない。なんということ。
「英語・スペイン語オーケー」という印(画面上にイギリスとスペインの国旗が表示)のついた受付が、
私たちが切符を買う寸前に開いたので助かったが、開かなかったらどうしていたのだろう。
英語が苦手な日本の、JRでさえ英語で切符が買えるのに。
それはともかくいい天気。異常に快晴。数日前まで雪降ってたという情報は何?
塔が片側枠から切れているのは素人写真家が慣れないデジタルカメラで撮ったせい。きっとそのせい。
シャルトルもサンチャゴ・で・コンポステーラまでの巡礼路の一部なのね、と思いを馳せ。
1600キロ以上も徒歩か。昔の人は良く歩いたものだ。
表示が枠から切れいているのは以下同上。
バラ窓。頭上からの落下物防止のためかなにやら網が張ってあって見づらい撮りにくい。
ピンぼけなのはカメラの使い方をまだよく分かってなかったからだ。ちゃんと練習していくのであった。
そしてこれがラビリンス。椅子がいっぱいあったので全体像がつかめずちょっと残念。
その下に広がる門前町。
景観って重要。遠くから来たものは「おお、とうとう着いたぞ」と感激しきりであろうし、
上に住まうもの(司教とか)は「自分が一番えらい」と毎日思いを新たにし、
下に住むものは神の世界を空を背景に思い描くであろうこと必至。
街中はなんとなく中世な雰囲気を残していて、散策するにはちょうど良い広さ。
正直、こっちの方が大聖堂よりも満喫したりした。春だったら良かったのに。
階段に見える白いものが雪の名残。
寒波に震えることもなく外をウロウロできたのは何とも幸運なことであった。
元気があれば、ベルギー編へ続く。