魔法使いとクォヴァディス

魔法使いの娘 (8) (ウィングス・コミックス)

魔法使いの娘 (8) (ウィングス・コミックス)

表紙のお父さんがかっこわるいよ〜、の最終巻。
パパと最終決戦、何らかの結末を付けそうなのは前巻の引きで分かっていたが、パパの狙い代わりと予想通りだったのが残念。パパの本性はそのままだったのは良かったけど。ちょっと可哀想な人ではある。それより初音がパパをボコ殴り。初音がパパに切れるシーンは多かったが、今回は怖かった。でも感情はリアル。
それでも、兵吾と完全にくっついたっぽい終わり方はなぁ〜。泣いていたのはちょっと衝撃ではあったが。作者から考えても、ここまでのふたりの関係からいっても、あまあまにならなそうでちょっとその場の雰囲気に飲まれすぎじゃないか、兵吾、もうちっと考えろ、と尻に敷かれそうな感じが。いやぁ、このあとのふたりの関係がちょっと気になるっていうかなんかこう「終わった、パパはこうなるよ!」的な部分が薄いなぁ、と思っていたら。


新章スタートかよ! 最終巻だ! と思ってここ数ヶ月待っていたのをなんかスカされたような。また1年近く(掲載誌が隔月にもなったし)新巻待つ地獄かよ、続き読めるならいいけど、と相反する思いを持った深夜。


ヤンキーのパパはいいけど、お父さんは殺されたことについてずいぶんあっさりしてたなぁ、あの娘にしてそのお父さんか。



話進んだ? 今巻は止まった感じが強かったのだが。それともバチカンが舞台だったからか? 吸血鬼っていろんな種類があるのね、というか完全にある種の「病気」という設定なんだろうか。聖杯とか出てきちゃったし、警察も絡んできそうだし。


しかし、ますます登場人物たちの顔が伸びた感じがする…。教授のみ普通だ。