暴力の肯定の是非

機動旅団八福神 3巻 (ビームコミックス)

機動旅団八福神 3巻 (ビームコミックス)

たった一回の先頭でこんなに頼もしくなってしまうとは、フルチン(もう誰もそうとは呼ばない)。沖縄が、この状態のなかで苦悩しているのが辛い。二股かけられた国はどうやって独立すべきなのか、と。かつてのアメリカ(現在敵国)と、中国の支配(共栄圏だから属国化してるわけではないのが建前)の下、戦う少年と少女たち。時々軽いタッチになるところが逆に息苦しさを拡張させる。なんのための戦いか、何から何を守るのか、誰がどういう理由で的なのか全く分からないけど、この中に入っちゃったらみんなそんな感じなのかも。
肉体的に問題があって(車いすに乗って、セリフからするとか半身不随っぽい)、どういうシステムか分からないが無人の人形兵器(陳腐になるなぁ)を動かすアメリカの少年たちと(心病んでるっぽい)、ほぼ完全防御システム化の人が乗り込む人形兵器(張りぼてに近い)との戦い。