和風ファンタジー

完全に寝正月。食べて寝て本読んで漫画読んで食べて寝て本読んで漫画読んでDVD観て。おせち作ったくらいだ、正月らしいのは。

狐笛のかなた (新潮文庫)

狐笛のかなた (新潮文庫)

夏にあった友人が「キュンキュンする」といったほんの第2弾。「守人シリーズ」の作者の、シリーズとはまた違った和風ファンタジー。なぜか「オオトリ国紀伝」を思い出したが、もうちょっと年齢低めの、「少年少女の恋はちょっとした味付け」程度でよかった。
解説にも書いてあったが、テーマがほの暗い。呪い。そして終わり方がほろ苦い。ある意味ハッピーエンドなのかもしれないが、いつまでもこちらがにしかいられない自分から見れば悲しい別れが決定づけられた終わり方だ。
そのうち「守人シリーズ」を読んでみようという気にさせてくれたお話であった。
ちなみにあんまりキュンキュン来なかったよ、ごめんよ。