文検

日本語文章能力検定というものがあることを最近知った。思考力(筋道を立てて考える力)、読解力(情報を正しく読みとる力)、表現力(分かりやすく伝える地から)という三つの力を鍛えてくれるらしい。7級からある。えらい階級あるなぁ。院生としては2級にトライなのだろうか。問題例を見ると、4つの条件に従って、きちんとしたお客様宛の手紙を書かされるようだ。準2級とかもある。準1級もある。よく見ると2級は「大学卒業・社会人程度」と書いてあるのに「管理職、中堅社員」扱いになっている。新入社員と学生はどうも高校在学程度の3級のようだ。よく分からない。
検定を受ける気にはならないが問題集を買ってみたりしてぜひとも表現力を鍛えてみたいと思うのだが、手紙の書き方を勉強したところで論文は書けないわいなぁ、という基本的問題があったりする。
しかし論文の校正の仕方、論拠の示し方、根拠の正しい使用方法、とかその手の日本語で書かれた本の貧弱なことよ。というわけで(授業でも使っているのだが)これを買った。でもよく見るとこれは学部の1年時代に英語でのペーパー書きでさんざん言われたことを更に至極丁寧に書いてあるだけなのであった。さすがシカゴマニュアル。

The Craft of Research (Chicago Guides to Writing, Editing, and Publishing)

The Craft of Research (Chicago Guides to Writing, Editing, and Publishing)

  • 作者: Wayne C. Booth,Gregory G. Colomb,Joseph M. Williams
  • 出版社/メーカー: University of Chicago Press
  • 発売日: 2008/04/15
  • メディア: ペーパーバック
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円高の今こと洋書を買いまくるべし。