はろうぃ〜〜んとカボチャ

テレビでは「欧米の収穫祭」と言われたり、新聞には「古代「ケルト」人の収穫祭」とか言われたりしてるんだが、そうなんだろうか? ガリアでは(アイルランドでもかなぁ?)季節の変わり目(11月1日が冬の初めの日、だから新年のスタート、という話もあるみたいだが)の前の夜だから、地獄の蓋が開いて人外のものが跋扈する夜、がサウァーンというお祭りだった、という話を聞いたことがあるんだけど。キリスト教だと11月1日は万聖節で、2日が万霊節という、言うなればお盆みたいな日であるのがそれと関係あるような感じもしなくはないが、収穫祭というには遅くないか、10月末って。それと対極にあるのがMay Dayであるのはたしかなんだがな。だいたい、ハロウィーンにバカ騒ぎするのはアメリカの行事じゃないか。最近はヨーロッパでもやられるようになったが、盛り上がりに欠けるような気もするし、たいていヨーロッパ人は「あれはアメリカのだよねぇ」でスルーしてる気がする。カボチャなんて南米原産で近世に入ってからようやくヨーロッパに来たものだしなぁ。なんでハロウィーンでカボチャなんだろう? 収穫祭? むむ・・・。そういえばシンデレラのカボチャの馬車、あれは元々はなんだったんだろう? 日本人ならカボチャは冬至に食べてだな。あー、カボチャでも煮付けてみようかしら。


関係ないが今日自宅の庭で結構な大きさ(10センチぐらい)のカマキリが、餌を待ちかまえてじっと構えているのを見て(しかも絶対に餌が来ないようなところで)、ああ、秋だなぁ、と思ってしまった。アイルランドであのサイズの虫は見なかったから、ちょっと感動した。女の子かな? うちで卵産んでくれたら楽しいのに。