死亡フラグあるいは個人叩きという名のサクリファイス

数日前のエントリーに「呪われた農水相」を書いたが、ループな話題が・・・。

 若林正俊農水相政治団体代表を農水省補助金を受けている団体のトップが務め、パーティー券を購入していたことが分かった。個人としては若林氏の別の政治団体献金も行っていた。

  1. 松岡利勝 2006年9月26日〜2007年5月28日 「なんとか還元水」の金問題で自殺
  2. (臨時大臣)若林正俊 2007年5月28日〜6月1日 まさに三日天下! 天下とってないけど
  3. 赤城徳彦 2007年6月1日〜8月1日 事務所費の金問題で選挙大敗後辞職
  4. 若林正俊 8月1日〜8月27日 環境大臣兼任、内閣改造で終わり
  5. 遠藤武彦 8月27日〜9月3日 補助金不正受給問題、1週間後に辞任
  6. (臨時代理)甘利明 9月3日〜9月4日 とりあえず一日。椅子に座ったのかどうかもアヤシイ
  7. 若林正俊 9月4日〜 三度目の正直にして正式な農水相に! 献金疑惑?  ←今ここ


え〜〜〜〜、もう絶対他の政治家たちは与野党どちらも「今やるなら農水相!」と、祭りを止めずに国民の目を釘付けにした上で、自分たちの「叩けばいくらでも出るホコリ」を一生懸命掃除し、更に重要な法案をこっそり進め、「俺たちの作戦勝ち! 愚民どもはアホだな」とか言うつもりでしょう、もうここまで進むと。清廉潔白な政治家なんて世界中のどこを探したっていないわけだし、こんな灰色な献金とかbribeとまでは言わないけど本質は結局それっしょ、というモノのないやつなんておらんよ。


もうここまで来るとね、どうでもいいよ。それより松岡死んで終わりなのかよ、捜査続けて情報を国民に出せよ、とか、赤城の問題はどうなってるんだよ、とか、遠藤の話も進めろよ、とか、もっと大きな事を言うとちゃんと政治してくれよ、と言いたい。実現する期待はほとんど持てないが、とりあえず大きな動きを出したのって厚労相ぐらいじゃないの?


この話を大家にしたら、「次の大臣は何日もつか、とか、アベ内閣の農水相は最終的に何人になるのか、賭ければ?」とアイリッシュらしいことを言われた。日本にもブックメーカーがあれば・・・。


関係ないが、映画「サクリファイス」は素晴らしいね、といっても一回しか観てないし途中激しい眠気と戦っていたんだが。でも最後の周りからは狂人としか思われず、理解されずとも自分が「犠牲」となることで世界を救う、という狂信的な姿勢で家に火を放つ20分の(実際どれぐらいのさか良く覚えていないが)のロングショットは今でも脳裏に焼き付いている。帰ったら一人タルコフスキー祭りでもしようかな。

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