今日のご飯・その7

多分海外に行って最も材料が手に入り易いであろう、わたしにとっては定番となってしまった豚の生姜焼きを作った。
貧乏学生の上に最近のユーロの高騰のせいでますます厳しい生活に追い込まれたわたしの生姜焼きのポイントは、
豚の生姜焼きなのか、玉葱の生姜焼き豚肉入り、なのか分からないほどの玉葱の大量投入。
玉葱好きだし、わたしとしては別に問題なし。豚肉とほぼ同量の玉葱を入れてみた。


話題転換。
和食というと外国人はほぼ異口同音に「へるすぃ〜」というが、
確かに油はあんまり使わないからそういう意味ではそうなのかもしれないが、
ものすっご〜基本的な和食、つまり魚や野菜の煮付け、って大量に砂糖入れるよね?
ということは糖分の摂取量は実は見た目には分からないぐらい多いわけで、
それは果たして「へるすぃ〜」と言えるのだろうか?
更にこういうご飯の後に「デザート」と称してケーキとか食べちゃったら、
凄い糖分になると思われるが。
最近「和食っておかずにかなり砂糖入れるよな」と気が付いたのだ。
なぜかというと砂糖を買いにスーパーに行ったら、グラニュー糖ばっかりで、
それはさすがに料理に使わないだろう、と一人で5分ぐらいどの砂糖を買ったらいいか悩んだのだ。
結局ジャム・シュガーなる、名前からすると多分ジャムを作る時に使うであろう、
しかもピュア・シュガーとも書いてあるものを買ったが、
やっぱり日本で買う砂糖と違ってサラサラ度が高くって、ちょっと残念〜。


甘党ではないわたしは(しかも酒も飲めないので端から見ると多分とっても禁欲修道女*1に見える、に違いない)、
「ケーキ嫌い、チョコ食べるなら少し、しかも板チョコ限定」という状態なのだが、
基本的な和食も大好きであることを鑑みると割と甘党なのかもしれない。
いわゆる「甘党」とはベクトルが違うだけで。
とここまで書いて気が付いた。わたしはあんこ系が好きなのでやっぱり甘党なのだな。


ああ、佐藤史生(さとうしお。もちろん砂糖と塩に掛けてつけたペンネーム)の漫画が読みたい。しかも新作。多分無理。

*1:アイルランドの聖人伝に見る聖人達は人間にはあり得ない禁欲をしたりする。水に1日中使って祈り続けるとか、一晩中手を横に広げたまま詩編を読み続けるとか。9世紀の「霊性刷新運動」を行ったCéli Déの皆さんは、どうもご飯の前に軽ーく鞭打ち苦行までしたらしい。