新刊『中世から初期近代アイルランドにおける小教区』

これからしなければならない用事が、相当鬱・・・。


The Parish in Medieval And Early Modern Ireland: Community, Territory and building

The Parish in Medieval And Early Modern Ireland: Community, Territory and building


発行が昨年の秋になっているが、今年になってやっと本屋に登場。
時代が広い。
とりあえずイントロの1部と、Etchinghamの章を読んだのみ。
9,10,11世紀以降の状況は、
比較対象として必要となるだろうから、
後に読む予定。今のところ他の物を読まなきゃいけないので拒否。


タイトルで「小教区」としたが、parishの一般的訳語はこれだからそうしたが、
中世では少なくともそう書くとかなり誤解を受ける。
初期中世ではこの管区を差配したのはどうやら司教のようだ。
とまあ、現状から推測するのでなく、当時の枠組みで考えろよ、
とそういうことなんだな。


しかし、Etchinghamは相変わらずの「恨み・辛み」節だなぁ。
指導教官が「以前に彼と○○博士が、司牧活動を受けられた人は、
manaigだけか、一般ピープル全員かでずーーーーっともめてた」と前に言っていたが、
その雰囲気ガンガンでてる。
とりあえずその○○博士を名指しで批判だ。
すごいぞ、まさに武闘派!