とり

写真は一枚もないのだが。
部屋にこもってふと外を見ると鳥が庭にやってきている。
メジロはたいてい四羽連れだってやってきて、年末から年始に掛けては蝋梅、その後椿に来て最近は紅梅の蜜を吸っていく。紅梅にメジロ花札のようだ。あのよろし
ヒヨドリはつがいでやってきて初めは南天の実、その後蝋梅をつぼみのうちから豪快に千切っては投げ千切っては投げを繰り返し、メジロと争って椿の蜜を吸おうとするが今年の椿の花の一は細い枝先にしかなかったのでバランスがとれず、仕方なく千両の実(毎年残るのでおそらくおいしくないのだ)を空中滑空しながらついばみ、最近はそれよりも摂りにくい万両の実も食べ出した。紅梅の蜜も吸っていく。ふとこちらが窓辺によると「ぴーぴー」とかなり甲高い声でどっかへ行ってしまう。ゴメンよ。
ハトは長い間時々庭に面した電線に一羽で庭を睥睨したり、他の鳥がいるとわざとらしく紅梅にとまって特にメジロに脅威を与えるように微動だにしてなかったりしていた。ヒヨドリは意に介していなかったが。先日初めてつがいでやってきて庭を仲良くぽたぽた歩いていたが、つがう相手ができたのかな。数年前に巣を猫に荒らされて以来しばらくハトがいなかったのだが、このあたりに営巣はしない方が良いぞ、と思う。
ムクドリは時々やってきては庭野は外科買った芝生に赤いくちばしを突っ込んで、おそらくガの幼虫を食べてくれている。一時期父親が「芝生を荒らす不届きもの」としてくる度に窓を叩いて追い返していたが、その年は夏に大量のガが発生した。今年も食べて下さい。
ツグミは一時期よく来ていたが、ここ数年はぱったりと来なくなった、と思っていたら、なぜか先日の雪の日に庭で一羽でテクテクと歩いていた。他の鳥が来ない日にわざわざ何しに来たのか不明。
雀は昔良く来て砂浴びしたり同じぐらいのサイズの子供に親が餌上げたりしていたが、やはり近所でも雀は減った。残念。オナガもぱったり来なくなった。あの青い羽根は素適だったのに。カラスは時々庭にある物置の上にとまってチラリと庭を見ると越えもなくとんでいってしまう。
結構鳥っているのね、と思うナマケモノ