いっちばん

いっちばん しゃばけシリーズ 7 (新潮文庫)

いっちばん しゃばけシリーズ 7 (新潮文庫)

1話目を読んでる時点では「そろそろマンネリだなぁ」と思わせる感じだったが、2話目の途中から、先は読めたがそれなりに面白くなり、3話目以降は非常に堪能した。完全にミステリーではなくなって、超病弱で人の良い、妖怪の血を受け継いだ大店のボンボンの、成長記みたくなってきた。前作では将来に対する不安とかが色濃く出ていた感じだったが、そこを切り抜けたあとのボンボン、といった感じか。
嫁が来るところまで話は進めるんだろうか、サザエさん的な感じもするが周囲の人間は成長してるんだよなぁ、嫁が来る場合はその嫁さんの設定は難しいよなぁ、とか思わせられた。シリーズものはその辺が難しいやね。