とろん・れがしー

レディースデイだったので観に言った。メガネが4本になった!
かなり前からものすごく期待していたのだ。映像は良かった。人間世界は2Dでデジタル世界では3D、というのは初めから教えておいてくれる方がメガネ使用者としては楽だった。途中で気が付いたので外して観てた部分も多かったが。
だが、期待しすぎであったことが判明。フラグだと思ったらなんでもなく、伏線だと思っていたものも全然そんなこともなく、息子の役割は出口を作ったことぐらいでこんな27歳いやだというぐらいアメリカンなヤングだし、父親はチート感すら感じる能力を持っているし(Creatorだからだ、と言われればそうだがそうしたらもっと早くに自ら行動せいよ、と)。最後の最後に納得のいかないとりあえずのハッピーエンドだし、ともかく脚本がものすごく良くなかった。映像にこる映画は概して脚本がいまいち、というのがこれまでの個人的感想なのだが、その通りだった。そして3Dである必要性がほとんど感じられなかったのだが。デジタル世界に人間が人間として入ったら、という設定なのに3Dである必要性がほとんど感じられない、というのは実は映像的にも良くなったのかもしれない、とまで感じられるぞ、冷静になると。
レガシー版が作られるのが遅きに失した、というのも事実だ。既視感が半端なく感じられたが、「マトリックス」と「スター・ウォーズ」(しかも旧新両方)みたいな映像が多すぎて…。そういう意味で「マトリックス」は映画としては画期的なんだな、と思った、という感想で終わるってどうよ。