造物主の掟
術後の経過は良し、ということで次回の検診は3週間後。
造物主(ライフメーカー)の掟 (創元SF文庫 (663-7))
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,小隅黎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1985/09/08
- メディア: 文庫
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ただの交錯ロボットが百万年かかって進化し、意志を持ち、西洋の中世的世界観を構築するほどの知能を持つようになっている、というところは非常に面白かったし、彼らの世界における生き物(植物や動物)がすべて機械系で、彼らにとっての無機物が地球における有機物(家は育てる)である、というあべこべの世界観も良く考えてあるし、主人公がある種の哲学を持った稀代の詐欺師であるという人物造形も良かった。彼ら絵によって付けられたタイタンの機械人たちのあだ名も(ヘンリー以外は。これって8世のことなのか、これだけがよく分からない)分かり易すぎるぐらいで悪くはなかったが、地球人側の対応がなぁ。
ある意味、地球側の法が進んだ文化を持った形での「ファーストコンタクト」ものといえる。その部分ではテンション上がったんだけど、それ以上の盛り上がりに欠けてちょっと残念。