いぬ耳

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

ただいま絶賛アニメ化中なの、結構読まれているのだね。
なんとなく就寝のお伴として(日本語だし)読み始めたんだが始めの四分の一のところで一回挫折。
セリフ毎につくキャラクター設定とか心理描写が冗長すぎる嫌いがして鬱陶しかった。そのあと再び読み始めたら最後まって一気にいけた。十五世紀トスカーナ都市? といった背景か、悪く言うとなんちゃって中世(あるいは初期ルネッサンス)。「教会」とか「商人」とか王侯貴族関係の説明皆無でいけちゃうところはよいね。
表紙絵から狙いすぎな観もあるんだが(いぬ耳・しっぽつき美少女、吉原芸者口調)なんだが、ツンデレ度も軽いし、主人公の一人の商人(♂)はラノベにしては年齢高めだし、あんまり恋愛恋愛要素無くて良かった。
商取引関連については良く分からんので飛ばし読みした。若干、説明と勢いでご都合主義っぽい感じもしなくもなかったがその辺はそれほどくどくなかった。
主人公の、いぬ耳少女に対する苦悩があんまり無くて、これが「ライト」なゆえんか。


続き物のようだが、続巻を読む気は今のところ無し。他に読みたい本が大量だし。アニメは数回チラリと見たが面白くなかった。