楽天ブックスさん、DVD欲しい!

ランキングですか。ではアイルランド関係映画べすとすりー。
3位。
[rakuten:dvdoutlet:10078812:detail]
邦題なんとかならんかったんですかね。原題は「Intermission」。コリン・ファレル、ちゃんとダブリン訛りで話せるんですねー、とか思ったら、キャッスルノック出身っすか? もうちょっと行ったらヤバイ場所じゃないですか。キャッスルノックと言えばダブリン内で最も和食らしい和食が食べられる「アカサカ」があるところですね。って、Wikipediaの英語版見たら、お父さん、Shamrock Rovers FCの選手だったんですか! ダブリン市内でも入手できないほど人気のないアイルランドフットボール(というかサッカーと言わないと通じないアイルランド)リーグのダブリンのチームのひとつじゃないですか! なんか興奮してしまいましたが、この映画の見所は、コルム・ミーニー扮するガルダ(=警察)が、Clannadを爆音で流しながら車で暴走し、「ケルティック・スピリット!」と言うところですね。アホですね、いいオヤジですね、コルム。これでコリン・ファレルキリアン・マーフィーも霞んでしまいました。
陳腐な言い方では、「トレインスポッティング」のダブリン版とでも言うと分かりやすいのだろうか。もっと鬱屈してて違う意味でもっとブラックなんだけどね。


2位。
[rakuten:s-premium:10046948:detail]
生涯で最初に見たアイルランド映画。ダブリンで若者がソウルバンドを組み、熱く語り合い、熱く演奏する映画。というかほとんどもう覚えていないんだが、とりあえず熱い男たちの物語だったことだけ覚えているよ。英語版のWikipediaにいいことが書いてある。the Dublin-Soul revolution. ("Yes, Lads. You'll be playing Dublin Soul!")今度は「ダブリン・ソウル」なんですな。
ロディ・ドイル原作の、三部作のうちの最初の作品。実はこれの二作目の映画の方が好きなんだが、日本ではDVDは手に入らない模様。残念なり。ドイル(思いっきりアイリッシュな名字)は現代アイルランドを代表する作家であり、ダブリンの日常語を文字に落とした、という意味でも新しい作家。つまり、多少の英語がダブリン訛りそのままで書いてあるので辞書で引いても出てこない、と。とは言ってもyouがyehになってたりするぐらいなんだが。


1位。
[rakuten:book:12010335:detail]
1920年代初頭の、イギリスからの独立運動とその後に勃発する内戦を描いた重い重い映画。舞台はコークというアイルランド南部の、アイルランド第二の都市で、その訛りのきつさがアイルランド中でも笑いのたねになるくらい有名なところ。ちなみにアイルランドが誇るサッカー選手(今は監督)のロニー・キーンの出身地。なにを言っているのかまったく分からない。なのでこの映画もなにを言っているのかほとんど分からないのに現地で頑張って見て、泣きそうになった。ナショナリズムって結局のところ言葉と結びついているのね、でも最終的には敵の国の言葉でなければ運動はできなかったのね、っていう矛盾というか、アイルランドにおける言葉との結びつきのもろさが哀れ。そして、重要なのはとりあえずの独立なのか、完全なる独立なのか、というところ。現在の北アイルランドの問題(といってもここのところはずーっと落ち着いていて、素晴らしいことなのだが)の短所となるところがポイントのひとつ。
タイトルは最初の頃、孫を殺されたおばあちゃんが悲しげに歌う、アイルランド語の歌のタイトルの英訳。この時点でこの言語のねじれ現象が手に取るように分かるな。


わたし的次点。
DVD無し。

ドリフトウッド~狂気の密室~【字幕ワイド版】 [VHS]

ドリフトウッド~狂気の密室~【字幕ワイド版】 [VHS]

国内ではビデオのみ。ジェームス・スペイダー主演。アイルランドのどこかの待ち(だと思われる)に流れ着いたいい男、ジミーを、足をケガをしてるから治療してくれる女性が、足が治っても軟禁して閉じこめて自分のものにしようとする、という狂気に晒される映画。ジミーが変態、ではなく、ジミーが変態に軟禁、という珍しいタイプ。でも目から出ているエロエロ光線によって女性が狂気に陥る気持ちはよく分かるぞ!