ケルト魔術、了解した

レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫)

レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫)

三田誠、とかいて「さんだまこと」と読むそうだ。角川のラノベはわたしに合うみたい。一気に読めた。ケルト魔術を使う女の子と、7年前に行方不明になってしまった父親の会社(魔法使いレンタル業)の社長に、流されて就任してしまった高校生の、なーんかこのあとくっつきそうになったりするんだろうなぁ、というお話。危険な事件発生なんだが、とりあえず隠されていることが多い状態で、でも1巻ではとりあえず一事件解決、というこの先気になる系。魔術を使った場所とか、魔法が強く発生してしまった場所が、それによって「汚染」される、という設定は、面白いね。これで「穢れを祓う」巫女さんが、充分活きてくるし。
で、ケルト魔術って何よ、と思っていたわけだが、中世史やりすぎで忘れていたよ、一般的な「ドルイド」のイメージを。口伝のみで技術を伝える魔術師にして賢者、という、そのネタを使った魔術であった。樫の木の杖を持ち(日本のいわゆる樫と、ヨーロッパの樫の木は別もんなんだよな、でも)、ヤドリギを攻撃に使う魔法使いであった。ヘタレ社長もなんだか曰くあるみたいだし、ネコを式神に使う人も曰くありげだし、ケルト魔術使い魔女も社長と曰くありげだし、ライバル会社の社長(首領)はツンデレ臭するし。この先いろんな種類の人が出てきそうね。でも魔女さんの、その劣性遺伝バリバリなのは、何? と思ったりもしたが、まあ、ラノベだし。まー、でもこの先続きを読むかどうかは、20冊ぐらいの積ん読を読み終わってから考えるとしよう。