学期スタートとちょっと賢くなった話

1,学期スタート。
授業のない時に論文に手を付け始めよう、と思っているうちに一文も書く間(時間と言うよりどっちかっていうと度胸かな)もなく学期が始まってしまった。さて問題は、週に5日間、毎日1時間ずつの語学の授業をとるべきか、3日間にするべきか。授業時間は短いがそれの予習に割く時間は優に3倍はかかるし、学校の往復に1時間はかかるし、そうなると自分の時間がほとんど無くなってしまう・・・。かなり前に独学でやったテキストを使う、という意味ではあまり興味はわかないのだが、違う写本からのedition、diplomaticあり、criticalありで、時代によるスペリング(=発音)の変化とか、文法の変化とか、面白そうではあるし、決定的に7〜9世紀の言葉と現代語の間の変な変化法則(ある程度、ではあるけど。しかも現代語はまったく分からないという問題もあるが)が分かってないから、中期の言葉だけの史料があると辞書が引けないから必要ではあるんだけど。去年やってくれれば間違いなくとったのに・・・。多分、3日間にするだろうな、負担大きいし。



2,賢くなった。
これは日本でも当たり前といえば当たり前なんだが、冷凍野菜って簡単なだけでなく経済的でもある、というのを再確認。もっと早くに気がついていれば・・・。迂闊だ。日本にいた時は特に家族と一緒だと、逆に割高な感じがしたので、ほとんど買ったことがなかったのだが、こちらだと食事に関しては一人暮らしと一緒で、ヘタに一人でブロッコリーとか買うと、早く全部茹でないと傷んじゃうし、毎日ブロッコリー食べられないし(あっ! 冷凍庫に入れておけば良かったのか・・・。アホす、わたし)。後はそういうのを買うのは邪道だ、と思っていたといういたい歴史もあるのだが。だいたいそういう「僕たち、比較的暖かくて*1日照時間が多くて*2、雨が降りすぎる*3ところの野菜じゃないんだ」系の野菜はアイルランドで買うと高いんだよ。アイルランド産と胸を張って言える野菜は、ジャガイモと人参と玉葱ぐらいで*4。ああ、カレーか肉じゃが作れってことか。でもわたしの好きなカレーはジャガイモが入ってないやつなんだ。兎も角だ、大家さんがなにげに「冷凍野菜で作るスープが好き」と一昨日何とはなしに交わした会話で教えてくれた、冷凍野菜をこれからは活用しよう、ふっ、ということで。

*1:アイルランドは極寒ではないが夏は2週間ぐらいしかない

*2:夏場はほとんどのヨーロッパ諸国(北欧を除く)より長いけど、冬は激しく短い

*3:雨が降らないことが話題になるような国

*4:昔気質のアイルランド人が食べる野菜はこれだけらしい