アイルランド語

そもそもやる気があるのか、その前にやる時間があるのか分からないまま、著者の方にお会いする機会があり、友人が流暢にアイルランド語を話しているのを見て、憧れと勢いで買ってしまったアイルランド語の教科書。この度、版が新しくなり、なんとCDが4枚もついている。今やらなくても帰国後にやれるかもしれないぞ、とは言ってもせっかくその著者と月に一回会うという幸運に恵まれながらも、ともかく今はやる時間と気力がないのが実情で。
ちなみにこれはコネマラ・アクセントのアイルランド語らしい。未だにアイルランド語の方言は生きており、しかも話を聞くとどうやら「標準語アイルランド語」というのがないらしい。学校で習うアイルランド語の発音は(単語によってはかなり違うようだが)、先生に依る、という豪快さ、というかいい加減さ、というかそのあたりがアイルランドらしいといえばそうも言えるのだ。

Learning Irish: Text with 4 Audio CDs

Learning Irish: Text with 4 Audio CDs


(追記(1月10日)。あとで気がついた。著者名が間違っている。アマゾンに知らせるべきか。正しくはMícheál Ó Siadhailさん。つまり、著者名の名前が英語綴りのMichaelになっているが、アイルランド語綴りはeとaが逆。ファダ*1を付けないのはしょうがないとしてもだ。)


父から見れば埼玉人三世、母から見ては関東人三世、父の実家は川口、母の実家は浜町という、どちらの両親も元は北関東から来ているのに私の両親は方言を受け継いでいない、方言無しの人間としては、その方言の違い、とか、言葉によって感じる「アイデンティティ」の様なものがないので、アイルランド語の方言の話は聞いていてちょっと羨ましい。そういえばスコティッシュ・ゲーリックの方言に関する本が出ていたような気がするな・・・。マニアック言語学

*1:iやaやOの上についている長音を表す記号