「図書館の本、傷だらけ…「切り抜き」「線引き」横行」

記事はこちらから。以前にも、通っている大学の本に線が引かれてて、気になって読みづらい旨を書いたのだが、

3年ほど前、館内で若い女性が最新号のファッション雑誌からヘアスタイルの写真をカッターで切り抜いていた。驚いて注意すると、女性は悪びれる様子もなく「どうしていけないんですか」と言い放ったという。

本当に? これはすごい。というか酷い。切り取っちゃったら、以後、そこの部分とその裏の部分が読めないじゃないですかぁ。俺のものは俺のもの、おまえのものも俺のもの、みんなのものも俺のもの、ではジャイアン論理以上だ・・・。迷惑なのでやめてください。いや、マジで。(つうかコピーすればいいじゃん、南方熊楠時代の大英図書館じゃないんだからさ。コピーするたびに、いい時代に生まれてきて良かったな、とか思える、文明の利器なのに)


で、こ〜いう話が出るたびに「教育が云々」とかになるのかしら、と思うのは穿ちすぎなのかもしれないが、「みんな(他人)のものである借りたものは、できるだけ借りた時のまま返す」というのは超基本的な社会的常識だと思うのだけれど、そしてこういうのって敢えて教える、というよりも、育っていく過程で普通に身に付けていくものだと思うのだよ。それこそ幼稚園の砂場で友達から小さいスコップ借りるような時からさぁ。というわけでもう教育以前というか、躾段階というか、普通に育ったら身に付くと思うんだよねぇ。悪い悪いと思いながらやってしまう、というのは誰かしら経験があるもので、これは大人になっても良くあることだけど、「どうしていけないのか」と逆ギレした、というのが本当だとしたら、どうやって育っちゃったのか、この先どうなるのか、老婆心ながら心配しちゃうよ。まあ、大手新聞のサイトの記事だし、「あ、いけないんですかぁ」と実際言ってたとしても記事的に、逆ギレした方がインパクト! と思ってこう書いたかもしれないので、本当のところどうなのかよく分からないんだけど。


と、図書館の本を傷つけないで〜、という話から、常日頃狼少年している大手マスコミの記事は頭から信じられない、っていう時代ももうなんかいやよね、という話になってしまったとさ。