文学部


こちらの記事より。
内田樹の研究室・大学ブランドランキング


このランキングについて、代ゼミの坂口入試情報センター本部長がこうコメントしている。(中略)「大学を評価する目安として、総合大学の場合は文学部に注目している。卒業しても手に職をつけられない文学部は年々学生を集めにくくなっている。そうした中でも文学部の評価を維持できる大学は、ブランド力があると判断できる。」
先日、その坂口さんと話したときも「短期的な実効性を求めて専門学校化する大学は淘汰され、文学部をもちこたえることのできる大学が生き残るだろう」という結論を共有した。(後略)


名前の目新しさ*1をまず最初に公表されてしまった首都大学東京は、自ずから(大学自ら、というより敢えて大学新設に拘った、現東京都知事殿御自ら)淘汰される方向へ進み出した、といえるのかもしれない。都立大学の文学部は、「セレブ」なイメージではないが、かなりのブランドイメージを持っていたはずなんだが、それをかなぐり捨てて、新しい大学を作りたかった、と。
まあ、そんな「東京都立大学」なんてものはすでに在学中の学部3年生以上の生徒にしか存在しない、消滅するべき運命の組織(すでに名前だけ)にしか過ぎないのだが。

*1:「大学」ではなく地名が名称の最後にくること