星を継ぐもの・1、百鬼夜行抄・20

星を継ぐもの 1 (ビッグコミックススペシャル)

星を継ぐもの 1 (ビッグコミックススペシャル)

始まりは割とよく、ラストはぼんやりと覚えている原作。と思っていたら1巻でラストっぽい話が…。あれ? なんだっけ? チャーリーたちってなんだっけ、あの巨人と呼ばれる人はなんか関係あったなぁ、とか、『ガニメデの優しい巨人』とかそこまでやるのか、とかまあいろいろ思ったわけだが、ともかく続きが楽しみ。相変わらず女子がかわいくないんだけれども。
始まりの地球から離れ徐々につきに向かって、見開き2ページ一枚どーん、と月の表面、というのは、絵が細かくて書くの大変、と思ったけれど、映画で実写かCGかはとも書くとして良くやられそうな構図なので、漫画でしか表現できないところが欲しかったなぁ。いや、ワクワクする始まり方ではあるのだけれど。


百鬼夜行抄 20 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

百鬼夜行抄 20 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

青嵐もほとんど出ず、晶ちゃんなんて数コマ、司ちゃんも微妙な役回り、開さんも1話以降消滅、鳥コンビもほんの少し、とレギュラーがほとんど出てこないでそれなりに話が回るのねぇ。しかし、いかに律がなにもできないし、問題から逃げざるを得ないか、というのが強く打ち出された20巻だった。青嵐のいない律なんてほんとにただ見えるだけの人、と。
律が本体と引き離された後どうやって本体と一緒になったのかとか、「あんなこと言われて驚いた」のあんなことがなんだったのかとか、絵が初期に比べて荒れているのは作者の家令とともにしょうがないのだろうか、とか、まあいろいろあったがあれは中期以降は雰囲気を読む漫画なのね、と思うことにした。
「取り替え子」のあの男の子は一体何だったんだろう、あれもかつて何かと取り替えられてた人間の子供だったんだろうか。