ちんぷんかん

ちんぷんかん しゃばけシリーズ 6 (新潮文庫)

ちんぷんかん しゃばけシリーズ 6 (新潮文庫)

妖怪を駆使して謎を解く、という初期の形は完全に消え失せたが、なんだかもっと深いテーマが出てきた感じ。
人の縁とは、というのを感じられた短編ばかりなきがした。そしてあらがいがたい運命を軽く笑い飛ばすその裏に潜む悲哀も。どこか哀歌を響かせるようになったのは作者の考え方に影響されたんだろうか。
小紅は愛らしく悲しくそして美しかった。そんな感じ。