神様のパズル

ホントに映画化してた。知らなかったよ。

神様のパズル (ハルキ文庫)

神様のパズル (ハルキ文庫)

天才物理少女(16歳)とオチコボレ寸前学部4年生男子の「宇宙が無からできたとするなら、人間が作り出すことができるんじゃないか」として少女が突っ走りまくって危うく世界崩壊寸前か?! までいって結局ふつーの女子高生になりました、学部生も就職決まって日常に戻りました、的なお話。ウソウソ理論(しかも「最終理論」をブチあげているところがミソ)はすばらしく(多少理解できなかったがそこんところが多分ポイント)良かった。イーガンか。
天才少女は母親の望みで精子を買って生まれた「試験管ベイビー」、という設定で一番はじめに神崎麗美を想像してしまったが、自分の出生に悩み、母親とのコミュニケーション不全によりかなり病み気味、というところまで一緒だった。ただしこっちの方が遥に現実味があったけれども。