講談社(というか月刊アフターヌーン系)3冊

昔々、アフターヌーンを毎月買っていたことがあった。『無限の住人』はすでに連載していた。どのあたりかは覚えていないが、まだ感じでいろいろな音を表すことが多い時代であった。『寄生獣』も連載中だった。『ディスコミュニケーション』は連載の1回目を逃したところから読み始めた気がする。『地雷震』も連載してたな、そういえば。やたらと冊子の厚さを誇っている時代で、毎月どんどん厚くなるのに、ものすごくおもしろい漫画が増えた気がしなかった頃だ。今思おうとお金持ちだったなぁ、私。


ヴィンランド・サガ(8) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(8) (アフタヌーンKC)

男だ。漢だ。男すぎる。かっちょよくてそして惨めったらしい死に方だった。良かった。ルキウス・アルトゥリウスって。アイルランド中世史的には「ブライアン・ボル(正しくはブリアン・ボールヴァ)! 僭主とかひどいわ、アイルランドで唯一の、実質的にアイルランド全土を統括した「Rex Hibernici」なのに。」とか思った読者はものすごく少ないはずだ。
しかし、これまでがプロローグだったなんて、終わりまでちゃんと行くんだろうか、そしてなんという突然の展開。


無限の住人(25) (アフタヌーンKC)

無限の住人(25) (アフタヌーンKC)

で、まだ連載中。逸刀流の幹部が「石ころ」「馬の付属物」呼ばわり。しかも女の忍びに。いやあ、まがつは女の尻にひかれてるのが分相応だろう。
主人公が相変わらずヘタレだ。カッコつけてるのに。それが狙いなんだろうか。また両足切られてるし。


シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)

シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)

この人の書く女子高生とか若い娘はよい。制服姿は奥瀬サキの制服少女と張るぐらい好きだ。なんだかものすごくドライな女の子たちが多かった。墓に埋められた後ってあれって死後の世界? そして九連宝燈の上がり方が(笑)。私も振ってしまう。