八福神その4

機動旅団八福神 4巻 (ビームコミックス)

機動旅団八福神 4巻 (ビームコミックス)

先日院生報告会後の飲み会で、この漫画をクレーン君だけ分かってくれたのは良いんだが、「あれは話がおかしくなってきてる」的なことを言われてとても残念だった(しかもおそらく9巻で話はストップしている)。とりあえずまだ4巻では無事。ただフルチン隊長だけが一人理想を追求し、頭おかしそうだった中国女が最も共感できるキャラ(性的な問題はあるが)へと変貌し、天才的で天然で悪い意味で素直だった女の子がおかしくなってきた。あ、イヤなヤツだった向田君いい男になってるじゃないすか。
戦争で戦わざるを得ない少年少女の心情をリアルに、ってことでいいんだろうか。しかもやっぱりなんで戦争しているのかいまいち分からないままだし(多分そのままなんだろうけど)、目隠しされた状態で話が進んでいっているのがもどかしいというか怖いよね。応化戦争記シリーズも戦争で残酷にも大人になっていく少年少女ものだったが、もうちょっとはっちゃけた感じが良かったんだよな、共感がまったくできない、というところが。


ハルヒのアニメが延々6週にわたって同じ話をしているが(始めの2回は見ていない)、SF好きの人間としてはかなり恐ろしい思いをしている。オチなくて、あのまま放置されてもイイ。ホラーは嫌いだけどこういう不条理なSF的ネタは好きだ。