3巻目と最終巻

聖☆おにいさん(3) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(3) (モーニング KC)

これはきっと連載誌で読むべき漫画なんだと思う。纏めて読むとおもしろくないんだよ。連載誌で1話だけ読んで「くすっ」と笑うのが正しい読み方なんだよきっと。
最後にユダがものすごく簡単に許されていたが、「全てを許すキリストが、ユダのみを永遠に許さない、ということは本当にそうなのか」とその人生のテーマの一つであったであろう遠藤周作が未だ生きていたら、きっと微笑んでいただろうと思う。これぞアガペーだよな。しかし立川全然関係ねーな。


緑の王 VERDANT LORD(9) <完> (マガジンZKC)

緑の王 VERDANT LORD(9) <完> (マガジンZKC)

後書きを読んでデジャブ・・・。『まつろはぬもの』といっしょな理由で最終巻。掲載誌休刊・・・。とりあえず畳める風呂敷は極力畳みましたよ、というのが途中からヒシヒシ伝わってきて、どうやってそんなものを、とか、いつの間にそんなものを、とかそういうのはとりあえずスルーするしかないよな。『暁星記』より怒濤感は感じられなかったけども。そして作画がな・・・。うーん。
ヒロインが幼女だった理由を見事にそれなりに昇華した最後だけは素晴らしかった。ロリコンイカンよ、ロリコンは。つうかこれってちょっとだけ『OZ』っぽいな。少女漫画的というか。