帰国後読書その4

ホントに漫画ばっかりだな、わたし。


惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)

雨宮夕日はごく普通の平凡大学生だった…ハズが、ある日現れたトカゲに「地球の危機」を救う協力を依頼される。拒否する間もなく、すでに指輪が与えられ、早くも敵に襲われてしまった夕日を救ったのは、なんとお隣さんの少女・さみだれ。彼女にはでっかい企みがあった!? 平凡な日常と奇妙な世界が交錯する新感覚ご近所ストーリー!!

という感じではなんかないんだが。絵の感じが岩明均を彷彿とさせる。ちょっとずれた人物画に、異常に力の入った目。「お隣さんの少女」は「姫」で、主人公はトカゲ(の従者)と契約をした「トカゲの騎士」。変な力が使えるようになったが敵を倒すにはほとんどなんの役にも立たず、敵を倒すのは怪力・異常な身体能力の姫。そして騎士は姫に使え、姫の所有物となり、役には立ちたいが立てない状況。本当は騎士は姫を救い、助け、更に地球が砕かれるのを阻止するはずなのに、姫自身が地球を砕くつもりの「魔王」状態。ものすごくヘラヘラした感じなのに、その実なんだかもの凄く重いテーマが透かし見える、読んでてかなり変な気分になる漫画だった。半分ぐらいまで「失敗したかなぁ」と思っていたが、途中から面白くなった。なんなんだろうな、この感じ。


暁星記(7) (モーニング KC)

暁星記(7) (モーニング KC)

7巻で終わる予定が終わりが見えない、書き下ろしになっての2巻目。ヒルコはどうやら選ばれた存在らしいが、選んだ、というか道筋を作った「精霊」が何者なのか分からない。そして終わりに地球はどうなるのか、金星はどうなるのか、全然分からないぞ〜! 被検体ってどういうことだ! 1万年の長きにわたる実験なのか?