シャノン空港

アイルランドにある、二つの大きな国際空港の内の一つ(もう一つはダブリン国際空港。サイズとしては日本の地方都市の空港に近いのだが)。確か世界で一番最初に免税店ができた空港、という売りではなかったか、シャノン空港。
ニュースでここのところ毎日言っていたのだが、ブッシュがシャノンに来た、と。そういえばその前にイラクに行っていたよなー、と思っていたが、やはり、イラク方面に行く場合、必ずシャノンを経由するそうだ。ブッシュのみならず、アメリカの空軍もシャノン経由。さらに言えば、イラクからの囚人(アフガニスタンも含まれるのだろうか?)もシャノン経由なのだ。
つまりだ、アメリカの正当なる理由無き、石油及びそれの産む金への飽くなき欲望のままに行ったイラク攻撃、イラク国民の意思を無視した内政干渉へ、アイルランド政府は、積極的ではなくとも、応援していたし、今もし続けている、ということは明白。
アハーン首相はアメリカになにか弱みを握られてるの? それにしても超長期政権である。アイルランド現在の政治状況が分からないので、なにゆえこの政権がいつまでも続いていられるのか分からないが、小泉がいつまでも首相でしかもかなりの高支持率、というのも理由が全然分からないのだから、説明されてもたぶん分からないだろう。思考停止した方が生きていくのに楽、と思わざるを得ない現状にげんなり。
政府にはシャノン空港に停まった航空機に査察する権利があるそうだが、その権利は当然のことながら行使されていないという。国際法からみても問題ありまくりの囚人処理、それに手を貸したと見られても、文句は言えないのだ。
などといいながらも、日本の政府からしアメリカの奴隷に過ぎないのだから、ドングリの背比べ、目くそ鼻くそを笑う状態に過ぎないことは重々分かっている。英語にすると「Japanese Army」としか言いようのない「自衛隊」っていったい何?
世界は他国の利益になんの興味も持たない、「正義を行使する権利があると信じて疑わない、世界唯一の経済・軍事大国アメリカ合衆国」に動かされているのが現状か。というのは言いすぎ?