山魔の如き嗤うもの

山魔の如き嗤うもの (講談社文庫)

山魔の如き嗤うもの (講談社文庫)

ここ連日の暑さに一服の清涼剤的第1章。ここがあまりの怖さに10日ぐらいかかった130数ページ分。声をかけられても返事をするどころか決して後ろを振り向いたりしてはいけません、は、後ろを向くしかないだろう、状態が130数ページ。これは登場人物の一人の「原稿」部分なのだが、巻末の参考文献にも含まれていて芸が細かすぎる。
相変わらずの二転、三転する真犯人の名前。さすがに4冊目なので途中でちょっと気がついてしまった自分が哀しい。が、ポイントはホラーなので気がついたところで重要なのはそこではなく、因習漂う禍々しい場所で起きた、うすら恐ろしい事件すべての謎解きなので、非常に満足。
そしてやっぱり最後の「実はやっぱりいたんだよね、あれ」的終わり方がまた怖い。
話の筋としてはこの後に『凶鳥の如き忌むもの』が来ることになっていたのか、読む順番を間違えたな。そしてなぜ『首無の如き祟るもの』で刀城先生がほとんど出てこなかったかが良く分かった本巻。まあ、これは出てこなかったからこそのオチなのだが。

蚊に刺されやすくて困る。

色黒だからか、そうだからか、ファンデーションがオークルだからか、そうかそうか。
たかだか2〜3分外に出てしかもあわただしく動いているのに、足首の少し上に1箇所、太ももに1箇所、二の腕に1箇所刺されるのはどうしたことか!
犬と散歩に行って、左腕に二箇所、左手の小指に1箇所刺されるのはどういうことか!
家に加賀侵入してきたほかに家族がいるのに私だけ足に3箇所刺されるのはどうなっているんだ!


血液型とか、体形とか、酒を飲んでいるとかと関係なく、多分色黒が原因なんだろう、日に焼けて無くても元の色が人より濃ければ最悪なんだろう。死ぬまでこうなんだな、蚊よ。